頭を抱える女性

再体験や過覚醒の状態

元気の無い男性

もし大きな事故に遭遇してしまったのであれば、身体の外傷を気にするだけでなく、心の動きにも気を配る必要があります。精神的な病気であるptsdも、外傷と同じく早めに治療して直す必要があるので、心の動きには注意を払って小さな出来事でも見逃さないようにしなければなりません。身体に大きな衝撃を受けた後は外傷だけでなく内部で出血をしていることもありますが、これは心でも同じです。しかも精神的な衝撃は時間が経過した後にも現れるというのが身体的な傷とは異なる部分です。
外傷後ストレス障害というものは何年も経過してから生じることもあるので、一概に時間が何年も経過しているからといって直接的な要因がないとはいえないのです。賠償問題であれば直接的な因果関係が立証されれば治療費を請求できることもあるので、障害が起き始めた時には直ちに専門医の診断を受けることが大事です。ptsdが進行するとうつ病を発症することもあるので、うつ病の症状も合わせて出ていないかを確認する必要があります。

ptsdの特徴を知っておけば、症状が出た時に直ちに医療機関を頼ることができます。自らが災害や事故、犯罪に遭遇した時に備えるのはもちろん必要ですが、これは周囲の人の為でもあります。自分の症状というものは自分ではわからないことも多いものです。その時、周囲の人が冷静な目で観察してくれていれば、早めに症状に気づくことができます。この病気の症状といえば再体験、回避、過覚醒、うつ症状などです。
再体験とは、フラッシュバックとも呼ばれるもので、事件や災害などで思い出したくないものがふとした瞬間に蘇ってしまうものです。突然蘇っても、私達の心は過ぎたこととして処理するので問題は起きませんが、この再体験症状はそれによって感情が不安定になってしまうという特徴があります。そのためptsdにかかってしまった人は再体験を起こしたあと、回避をしようとする傾向にあります。溺れかかった人はお風呂の水でさえも怖くなってしまうというものです。そしてその回避を行わなければならないという強迫観念のもと、過覚醒の状態に陥り、緊張状態が続いてしまうのです。